2013年3月13日水曜日


 自宅にスタジオをお持ちの方へ  Ver.0.17
 「ベースアンプ、ギターアンプの使いこなしのノウハウ」はライブの際のノウハウです。
 ライブでの生演奏ではなく、DAT、CDRやハードディスクレコーダーなどをお持ちで、ご自分でミキサーを扱っているかたへの助言をさせてください。

 「ベースアンプ、ギターアンプの使いこなしのノウハウ」で記したことがらはもちろん有効です。たとえばミキサーやDATの電源コードを太いものに交換したり、置く場所を堅固なものの上にしたりすることで、音質を高めることができます。
 
 さらにつけ加えるお座敷スタジオでの有効な方法を挙げます。
*機器の電源を12時間以上通電してから使ってください。
*ノイズ対策
 空中を飛んでいる電磁波ノイズが少ない時間帯に作業をします。ふつうは深夜。
 隣近所が寝静まったころは、当然テレビやパソコン、インバータ式蛍光灯などのノイズ源が少なくなっています。ふつうにステレオを聞いても夜は音質が昼間よりいいのがわかります。
 家中のノイズ源となりそうな機器はすべて切ります。
 あかりは白熱電灯のライトにします。
*電気接点の洗浄について
 >クリーナーの性能自体より、演奏直前にクリーニングすることのほうが重要です。
 >ただし、まちがって接点復活剤を買わないでください。接点部分に薬品が残るので、 >ほこりやゴミが付きやすくなり、演奏現場での使用に適しません。
 > このRC-226だと、清掃時に残留物はありません。
 と書きましたが、スタジオで、接続の変更が無い箇所なら接点復活剤も使用可能だと思います。
 つなぎっぱなしの部分なら、ほこりの心配も無いわけです。
 リレークリーナーで洗浄したあと接点復活剤をつけてください。
 接点復活剤という言い方は古くて、正式にどういうのか私は知りません。
 接点の抵抗を下げる薬品というのが実体です。これを使うと懐中電灯が明るくなります。音質も格段に向上します。
 いくつものメーカーから発売されており、私は用途により3種類のものを使い分けています。
 高温で変質してしまうものや、経年変化の大きいものもありますから、単純に高音質のものをえらぶということはしていません。
 ひとまずはどれでもいいから使ってみてください。高級オーディオの店にあります。
 2500円から6000円ぐらいです。製品名をひとつあげると、「セッテンナンバーワン」3600円ぐらいです。

*壁のコンセントが何カ所もある場合、それぞれのコンセントで音が変わります。
 どのコンセントがいちばんいい音かを試聴して、どれを使うか決めてください。

*スタジオの機材専用に、屋内配線を1回線増設することをおすすめします。
 その際には、「電源インピーダンスが低くなるように配線してください。」と
工事業者に指定する必要があります。
 ただし、どの業界もしろうとだらけの時代ですから、業者にそんな指定をしても
「はあ?」と、なんのことか理解してもらえないことのほうが多いと思います。
 大阪なら、信用のできる業者を斡旋します。(もちろん口利き料はとりませんよ。)